こんにちは、皆さん。
あなたは、こんなことで困ったことはありませんか?
- 接客業だけど、お客様と会話するネタがない
- 新入社員で先輩との雑談が苦手
- デート中に沈黙が続いてしまう
多くの人が「何を話したらよいんだろう?」と思ったことがあるはずです。
今回は、そんな悩みを解決する本を5冊ご紹介します。
この5冊は、接客中の会話が必要な美容師が太鼓判を押す、会話が弾む本ばかり。
なぜこれらの本を読むと、会話に困らなくなるのかご紹介します。
私の美容師さんから紹介いただいた本です。美容師さん曰く、「新しい経験をして、会話のレパートリーを広げるのは、お客様に対するサービスという意味で欠かせない」とのこと。プロ意識が高い美容師さんが選んだ本を紹介します。
1.『イニシエーションラブ』(乾くるみ著)
あらすじ
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
(Amazonより引用)
なぜこの本が会話を弾ませるのか
- この本の素晴らしいところは、読者それぞれが異なる解釈をできるところ。お客様と感想を共有すると、必ず盛り上がります。
- 80年代を舞台にしているため、その時代を知る世代との会話のきっかけにもなります。
- 松田翔太&前田敦子主演で映画化されています。小説を読んでいなくても「映画は見た」人はいるはず。
会話のポイント
- 本の仕掛けについて、相手の解釈を聞いてみる
- 80年代と現在の違いについて話を広げる
- 恋愛観について話をしてみる
- 映画の感想を聞いてみる
- 映画のロケ地について話してみる
2. 『4TEEN』(石田衣良著)
あらすじ
ぼくが怖いのは、変わることだ。
東京湾に浮かぶ月島。僕らは今日も自転車で、風よりも速くこの街を駆け抜ける――。14歳の永遠、その一瞬を切り取った青春小説。直木賞受賞作。
東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない――。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。
(Amazonより引用)
なぜこの本が会話を弾ませるのか
- この本を読むと、誰もが自分の10代を思い出すんです。お客様との年齢差を超えて、共感できる話題が見つかります
- 第129回直木賞受賞作なので、タイトルは聞いたことがある人が多い
会話のポイント
- 自分の10代の頃の思い出を共有する
- 現代の若者と自分たちの世代の違いについて話し合う
- 友情や初恋について語り合う
3. 『地面師たち』(新庄耕著)
あらすじ
辻本拓海は大物地面師・ハリソン山中と出会い、彼のもとで不動産詐欺を行っていた。メンバーは元司法書士の後藤、土地の情報を集める図面師の竹下、土地所有者の「なりすまし役」を手配する麗子の五人。彼らはハリソンの提案で泉岳寺駅至近にある市場価格100億円という広大な土地に狙いをつける。一方、定年が迫った刑事の辰は、かつて逮捕したが不起訴に終わったハリソン山中を独自に追っていた――。次々と明らかになる地面師たちの素顔、未だかつてない綱渡りの取引、難航する辰の捜査。それぞれの思惑が交錯した末に待ちうけていた結末とは? 実在の事件をモチーフに描いた新時代のクライムノベル。
(Amazonより引用)
なぜこの本が会話を弾ませるのか
- この本は知らない世界を覗き見る面白さがあります。NETFLIXでも人気なので、お客様との会話も自然と盛り上がります
- 実際の事件(積水ハウス地面師詐欺事件)をもとに作られているので、小説を読んだりNETFLIXを見ていない人でもニュースで知っていることが多いのです
会話のポイント
- 驚いた詐欺の手口について話し合う
- 自分や知人の詐欺被害体験(もしくは寸前だった体験)を共有する
- 社会問題について意見を交換する
- NETFLIX派なのか、Amazonプライム派なのか話し合う
4. 『何者』(朝井リョウ著)
あらすじ
想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。
就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
(Amazonより引用)
なぜこの本が会話を弾ませるのか
- 就活経験のある人なら誰でも共感できる内容です。世代を超えて、仕事や人生について語り合えるきっかけになります
- 直木賞受賞作なので知っている人が多い
会話のポイント
- 自分の就活体験を振り返る
- 現代の就活事情について意見を交換する
- SNSと現実のギャップについて会話する
5. 『君の膵臓をたべたい』(住野よる著)
あらすじ
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!
(Amazonより引用)
なぜこの本が会話を弾ませるのか
会話のポイント
- 本を読んで感動したシーンを共有する
- 「もし自分だったら」と仮定して話し合う
- 人生で大切にしていることについて語り合う
美容師に学ぶ、会話を弾ませるテクニック
本を紹介してもらった際に美容師さんから会話を弾ませるテクニックについても聞きました。
ぜひ参考にしてみてください。
相手の興味を探る
お客様との会話の中で、どんな本や話題に興味があるかをさりげなく探ります。
相手の反応を見ながら、話題を選んでいくのがコツです。
共感を示す
相手の意見や感想に共感を示すことで、会話が深まります。
ただし、無理に合わせるのではなく、誠実に反応することが大切です。
オープンな質問をする
Yes/Noで答えられる質問だけではなく、相手の考えを引き出す質問をします。
例えば「この本のどんなところが印象に残りましたか?」といった質問です。
自分の経験を交える
本の内容に関連した自分の経験を話すと、相手も話しやすくなります。
ただし、自慢話にならないよう注意が必要です。
沈黙を恐れない
会話に間があっても焦らないこと。相手が考えたり、次の話題を探したりする時間も大切です。
まとめ
この記事で紹介した本は、単に読んでの楽しむだけでなく、人との会話を弾ませるツールとしても活用できます。
そして、これらの本に興味を持たれた方は、ぜひ実際に手に取ってみてください。
本を読むことは、新しい世界を知り、自分の視野を広げるきっかけになります。それは同時に、他者とのコミュニケーションを豊かにする第一歩でもあるのです。
あなたのお気に入りの本や、会話が弾んだ経験があれば、ぜひX(旧Twitter)に投稿してください。
本日紹介した本をもう一度載せておきます。