起きてしまった損は意識的に棚上げして忘れることにして、意思決定の時点から改めて先を見ながら損得を計算することをつねに意識しよう。ぜひ「習慣」にするといい。
決定版! お金の増やし方&稼ぎ方
この言葉は「決定版! お金の増やし方&稼ぎ方」での山崎元さんの言葉です。
ですが、この考え方をするのは、いざ自分が損した状態になってみると、かなり難しいと思いました。
実際に私は先日ヘルニアを発症してしまったので、「こうしない方が良かった」とか「ああしておけば良かった」と強く思うことがあるからです。
1か月ほど経過するのですが、今日も足がしびれています。一時的に良い方向に行ったのですが、残念。
なぜ難しいのか?
それは2つ理由があります。
一つ目は当事者になると気持ち的に余裕がなくなってしまうから。
「損した」「痛いな」という状態だと冷静さを失ってしまう部分があると考えます。
二つ目は第三者の立場だと客観的にものを見れるから。
第三者であれば「これはサンクコストなんだからと無視すべし」と言えますが当事者は気持ち的に納得がいかない状態なのです。この折り合いをつけるのが難しい。
サンクコストとは、すでに発生してしまった損失をいまの辞典では取り返せないことをコストとして表現した用語です。
そうなのですが、だからこそ山崎さんは「つねに意識しよう」「習慣にするといい」とおっしゃっている。
そう感じます。
山崎さんは食道がんを患ってしまい、私より厳しい立場に置かれましたが、その際にも「食道がんを患ったことをはサンクコストだから気にしても仕方ない」と発言されていました。
今回のヘルニア発症を練習台として、サンクコストを無視するようにします。