『室井慎次 敗れざる者』を見ようと思っているあなたは、こんなふうに思っていませんか?
- 前作全然見てないけど、ついていける?
- ぶっちゃけ、今からドラマや映画を見る時間ないんだけど…
- お金かけて見に行くのに、楽しめなかったらショック
せっかく映画を見るのですから楽しみたいものです。
『室井慎次 敗れざる者』は前作を見ていなくても大丈夫なのか?
いきなり結論ですが、踊る大走査線の初心者でも、楽しめます。前作見てなくても楽しめます。その理由を詳しくご説明します。
映画に登場した「なまはげチョコ」はこちら↓
え、本当に?前作見てなくても楽しめる3つの理由
初心者でも楽しめる理由を説明します。
ストーリーが独立!前作知らなくてもサクサク理解できる
この映画を簡単に説明します。
警察をやめた室井慎次が故郷に帰り、犯罪にあって親がいない子供たちの里親に。平和に暮らしていたところ、近くで死体が見つかって…
というようにストーリーが進んでいきます。
過去作から登場してる人物も出てきますが、新しい環境で新しい人たちとの話になっており、濃いファンだけが見て楽しむ映画ではなく、この映画から「踊る大捜査線」を見始めても問題ない作品でした。
それもそのはず、踊る大捜査線のドラマが放映されたのは1997年のことですし、映画も10年以上新作は公開されていないからです。
過去に見たことがあった人でも記憶が薄れていたり、一部の映画しか見ていなかったりすることも想定して映画は作られているので、初めて見る人でも大丈夫です。
これは始まりにすぎないから
この映画は『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』の2部作になっています。
『室井慎次 敗れざる者』では約2時間の映画ではありますが、次の『室井慎次 生き続ける者』の序章に近い位置づけです。
私は2時間近く映画に釘付けで圧倒的に面白かったのですが、良い意味でも悪い意味でも「えっ?ここで終わるの?」というようなエンディングでした。
良い意味というのは次作である『室井慎次 生き続ける者』を期待させる終わり方であったこと。悪い意味というのは、「ここからがいいところなのに、もっと見せてよ」という意味です。
ちょっと嫌な言い方になりますが、映画を作る側としては『室井慎次 生き続ける者』を見てもらうために『室井慎次 敗れざる者』があります。この映画が「面白くない」とか「前作知っている人向けだね」と思われては失敗なわけです。
だからこそ、初めて見る方でも大丈夫な映画です。
回想シーンあり!前作見てない人にも配慮
さりげなく過去のシーンが挟まれています。ちょっと昔の事件とか、仲間との絆とかが一瞬で分かるような感じ。
その回想が「あ、こういうことあったんだ〜」と自然に頭に入ってきます。全然押し付けがましくないし、ストーリーの邪魔にもなりませんでした。
それに、セリフの中にも過去の出来事がさりげなく織り込まれてて、「あ、こういう背景があったのね」って感じで理解できます。
だから、前作見てなくても全然大丈夫。むしろ、「あ、前の話も気になるかも」って思わせるくらいの絶妙な塩梅でした。
ということで、前作見てないからって躊躇する必要ゼロ!むしろ今から『敗れざる者』で踊る大捜査線デビューしましょう。絶対後悔しません。
これを読めば完璧!『敗れざる者』を120%楽しむための心得
前作を見ていなくても大丈夫ですが、登場人物や過去作を知れば120%楽しめます。
登場人物を知ろう
室井慎次(柳葉敏郎)
東北大学卒のキャリア官僚で、警察組織の改革を目指す主要人物。当初は典型的なキャリアだったが、青島との交流を通じて所轄の刑事が活動しやすい組織作りを決意する。無口で眉間にしわを寄せた姿が特徴的(MUROIZM)。青島との「約束」を胸に、組織内で日々苦闘していた。
敗れざる者に登場する室井慎次が読んでいる本はこちら↓
新城賢太郎(筧利夫)
ドラマに登場した当初は室井を敵視していたが、次第に室井を一目置くようになる。室井の一期生後輩。
沖田仁美(真矢みき)
『踊る大捜査線 THE MOVIE2』では、捜査本部長として女性初の管理官として登場。
日向真奈美(小泉今日子)
遺体の腹を切り裂き、胃にくまのぬいぐるみを詰め込む“手術”を施した猟奇事件の犯人。昆虫のような真黒な瞳、歯の矯正用ブリッジが見える不気味な笑顔は強烈です。果たして『室井慎次 敗れざる者』に出てくる日向杏は、日向真奈美の娘なのか?
青島 俊作(織田裕二)
織田裕二演じる所轄の刑事。脱サラして交番勤務から刑事になった熱血漢。自身の正義感に忠実で、その熱意ある行動が室井の心を動かす。警察組織の改革を室井と共に目指す。
過去作を知ろう
まずは2つの映画のあらすじを知りましょう。
あらすじを知るだけでも十分ですが、時間がある方は「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」をまずは見ましょう。というのも『室井慎次 敗れざる者』の中で関連するところがいくつかあるから。見ているとつながりがわかって120%楽しめます。
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
湾岸署管内でスリ事件、女性を狙った通り魔事件が発生。そして会社役員の他殺体が発見され、警視庁は湾岸署に特別捜査本部を設置する。捜査本部長として女性初の管理官(沖田仁美)が指揮をとることになる。『室井慎次 敗れざる者』の予告編でも出てきましたが、レインボーブリッジは封鎖できませんでした。
容疑者 室井慎次
警察官が被疑者となった殺人事件の捜査中、室井慎次が逮捕されるところから物語が始まる。警察組織内の権力闘争や、卑劣な弁護士の策略により、室井は窮地に追い込まれる。そんな状況でも室井が最後まで真実を追求する姿を描く。室井に付く弁護士は、田中麗奈。『室井慎次 敗れざる者』の回想シーンでも出てきます。
レビュー記事はこちら↓
評判を気にしすぎない
映画の評判は気になりますよね?
でも、気にしすぎない方がいいと思います。というのも、みんな違う目線で映画見てるわけだからです。長年のファンは細かいところまでチェックしてるし、初見の人は新鮮な目で見てるし、どっちが正解というものはありません。
そして、評判を気にしすぎると、自分の感想がぼやけてしまいます。例えば「あ、ここ良かったって言われてるから良いんだ」みたいな。
大事なのは、自分の目で見て、自分の心で感想を持つこと。
だから、評判は参考程度に留めておいて、思い切り自分の感性で他のしっみましょう。それこそが『敗れざる者』を120%楽しむコツだと思います。
映画は、みんなで同じ感想持つためじゃなくて、それぞれの心に何か残すためにあるんですから。
私が感じた室井慎次の魅力!初見でも惚れちゃう3つのポイント
実際に映画を見た私が室井慎次の魅力を3つお伝えします。
クールな外見とアツい内面のギャップ
見た目は超クールなのに、正義のためなら熱くなる。このギャップにやられてしまいます。
あの男との約束を胸に、警察を改革しようとした行動力はすごい。決して「負け犬」なんかじゃない。むしろ、負けないからこそ、諦めないからこそ、カッコいい。
家族思いの優しさ
室井はドラマや映画でもほとんど笑顔を見せない。
しかしながら厳しそうな外見とは裏腹に、実は根はとってもやさしいのです。『敗れざる者』でも家族となった子供たちに向けるやさしい顔が素敵です。
やさしさが垣間見える瞬間って、見てる側もホッコリします。家族を大切にする姿勢がまた、室井の魅力をグッと引き上げる。
頭脳明晰なのに肉体派
子供たちの食事にも出てくる、野菜や魚。
それらは室井が畑を耕したり、肥料や水をあげたり、釣ったりして用意したもの。そして狩猟もする。
頭脳明晰なのに、こんな肉体労働もバッチリこなしちゃうなんて…もう完璧すぎです。知性と行動力を兼ね備えた姿に、惚れてしまう。
まとめ
踊る大走査線の初心者でも、『室井慎次 敗れざる者』を楽しめます。
是非映画館に行きましょう。そして感想をSNSでシェアしてください。
前作見てないからって躊躇する必要ゼロ!
むしろ今から『敗れざる者』で踊る大捜査線デビューしましょう。絶対後悔しません。
おまけ:過去作を無料で見る方法
映画『踊る大捜査線』シリーズが、地上波で放送されています。
もちろん、映画も含まれています。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
いっしょに読みたい!
アイドルから実力派女優へ。生駒里奈、室井慎次と渡り合う↓
ついに、踊る大捜査線に佐々木希が出演しました↓
物語のカギを握る日向杏。彼女は本当に日向真奈美の娘なのか?
室井慎次の家にある本をまとめました。秋田犬シンペイの名前の由来もわかります。
映画『容疑者 室井慎次』の感想はこちらの記事で↓
踊る大捜査線シリーズを見てない方はまずこちらから↓
犬好きな方はこちら↓
先行上映で「生き続ける者」を見ました。