映画「敗れざる者」の主人公、室井慎次がどんな本読んでるか気になりませんか?
超意外な本ばっかりでビックリ。
推理小説?歴史小説?漫画?
ぜーんぶ違います。
映画の予告から判明した室井さんの愛読書、さっそく紹介します。
意外すぎる!?室井さんのキャラ弁修行
最初の1冊目は、まさかの「はじめてのキャラ弁」。
室井さんが森貴仁(齋藤潤)にお弁当作るために参考にした本です。
森貴仁が「言われたの、借りてきた」って言っていますが、学校の図書館で借りてきたのでしょうか?
でも、室井さんが作ったキャラ弁はイマイチだったみたい。
森貴仁がお弁当のふた開けたときすっごい渋い顔していました。
少なくとも見た目は良くなったのかもしれないけど、味はどうだったんでしょう?
室井さんの料理スキル、気になります。
意外な趣味!?室井さんの家庭菜園への挑戦
次は「有機農業・自然農法の技術: 農業生物学者からの提言」。
室井さんが家庭菜園を始めるために勉強してるようです。
映像で室井さんが実際に庭を耕してる姿も見れました。
想像してみてください。
いつもクールな室井さんが土いじってる姿。
ちょっと笑っちゃうけど、なんかカッコいい。
家庭菜園って、最初は難しそうですが経験者に言わせると楽しいという人がほとんど。
野菜育てるのは、けっこう達成感があるようです。
映画マニア必見!室井さんの黒澤明コレクション
さてさて、次は超本格的です。なんと「全集 黒澤明」。
公式ページにも「黒澤明シナリオ全集所持」と書いてあり、映像でも確認できました。
でも、全7巻あるはずなのに、最終巻だけ見当だりません。
どこに行ってしまったのでしょうか。どこかで読んでいるのかもしれません。
黒澤明全集って何?
黒澤明をご存じですか?
日本が誇る超有名な映画監督です。
この全集は、黒澤監督が書いた映画の脚本をまとめた本で、全部で7巻あります。
どんな本かというと
- 映画になった作品だけじゃなくて、映画にならなかった脚本も入ってる。
- 年代順に並んでるから、黒澤監督の成長が分かる。
- セリフだけじゃなくて、情景描写や注釈も書いてあるので、黒澤ワールドがより深く分かる。
- 黒澤監督の考え方や哲学が反映されている。一言一句に深い意味が込められてるらしい。マジすごい!
- 黒澤作品ってセリフ聞き取りにくいと有名ですが、この全集読めばセリフの内容バッチリ分かります。
各巻の内容
- 第1巻:「姿三四郎」「一番美しく」「虎の尾を踏む男達」の頃
- 第2巻:「わが青春に悔なし」「酔いどれ天使」「野良犬」の頃
- 第3巻:「羅生門」「白痴」「生きる」の頃
- 第4巻:「七人の侍」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」の頃
- 第5巻:「用心棒」「天国と地獄」「赤ひげ」の頃
- 第6巻:「デルス・ウザーラ」「影武者」「乱」の頃
- 最終巻:「夢」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」の頃
室井さん、黒澤作品のファンに違いない。
映画「敗れざる者」の中で、黒澤作品へのオマージュとかあったりして?楽しみです。
歴史に学ぶ!室井さんの政治家研究
次は「正伝 後藤新平」。
これも全8巻あるんのですが、室井さんの家には7巻と8巻しかありませんでした。
後藤新平って誰?
後藤新平は明治から昭和の初めにかけて活躍した政治家です
室井さんがこの本読んでるのは、後藤新平の生き方や考え方から、自分の「正義」の在り方を考えてるのかも?
後藤新平のすごいところ:
- 医者から政治家への転身。キャリアチェンジの先駆者
- 台湾の近代化に貢献。衛生状態や教育を良くした。
- 満州(今の中国東北部)で鉄道会社を設立。
- 関東大震災の後、東京の復興計画を立案。今の東京の街並みは後藤新平のおかげかも?
- 日本とロシアの関係を良くしようと尽力。
後藤新平は、先を見据えた政策を立てるのが得意だったようです。
室井さんも、こういうところに共感してるのかもしれません。
各巻の内容
- 医者時代(~1893年)
- 衛生局長時代(1892~98年)
- 台湾時代(1898~1906年)
- 満鉄時代(1906~08年)
- 第二次桂内閣時代(1908~16年)
- 寺内内閣時代(1916~18年)
- 東京市長時代(1919~23年)
- 「政治の倫理化」時代(1923~29年)
室井さんが7巻と8巻を持ってるってことは、後藤新平の晩年の活動に特に興味があるのかもしれません。政治の倫理化は、今の時代にも通じるテーマですね。
意外な一面!室井さんの詩心
「井上靖 全詩集」は室井さんの思い出の一冊。
でも、見えるところには置いてないみたいです。どこかに大切にしまってあるのかも?
井上靖って誰?
井上靖は20世紀を代表する日本の小説家で詩人。
多才な人で、いろんなジャンルの小説を書きました。
井上靖のすごいところ:
- 1907年生まれの北海道旭川出身。
- 京都大学で勉強して、毎日新聞社で勤務。
- 1950年に「闘牛」という作品で芥川賞を受賞。
- 現代小説、時代小説、歴史小説、西域小説、自伝的小説、私小説…本当にいろんな小説を書いています。
- 1976年に文化勲章をもらう。日本を代表する作家。
室井さん、きっと井上靖の詩に心打たれるものがあったんだろうと想像します。
意外な趣味!室井さんの車マニア
最後は「自動車と整備」。
室井さんは車好きで「愛車はマニュアルのダットラ」です。
この本、かなり古いみたいで、Amazonじゃ売っていませんでした。
でも室井さん、2冊も持ってるいます。本当に車好きなんでしょう。
- 昭和50年11月発行の本:特集は「今、アメリカで何が起っているか!」
- 昭和57年6月発行の本:特別企画「なぜホイール・アライメントは必要か!」
最新の車の本じゃなくて古い本を大切にしてるところ、なんかしみじみします。
まとめ:室井慎次の意外な一面
室井さんの読書リスト、予想は当たりましたか?
推理小説でも歴史小説でもなく、キャラ弁、家庭菜園、映画、政治家の伝記、詩集、車の整備…超多趣味です。
この本たちから見えてくる室井さんの姿、なんかグッときます。
仕事のこと、人生のこと、いろんなことを真剣に考えてる感じがする。
映画「敗れざる者」を見るとき、室井さんのこんな一面を知ってると、10倍楽しめるはずです。