令和6年度ITパスポート過去問で900点を超えて合格する人がやっている、解き方を公開します。
何を見て、どう正解にたどり着いているか思考プロセスを書いています。
なかなか点数が取れない人は、参考にしてみてください。
※この記事は過去問の解説ではないため、解説を見たい方は以下をご覧ください。
ITパスポート過去問道場(令和6年)
ITパスポートの過去問といったら、使っている人がいないであろうといわれるほど有名なサイトです。
ITパスポート最速合格術(令和6年)
ITパスポート最速合格術の西先生による過去問解説です。
西先生の本はこちら↓
※レビュー記事はこちら↓
解き方
問1 マーケティングオートメーション
「マーケティング」という単語が説明文にあるので、集客という観点でア~エの選択肢を見ていきます。集客という観点で選択肢を見ていけるのは「マーケティング」=集客というイメージを私が持っているからです。
選択肢を見る際は、一つ一つの選択肢をよく読むというよりも、ざっと見ていき「エ」が集客に近そうだなと一旦答えを決めます。その後、他の選択肢を確認し、消去法からもエが答えと絞り込みます。
なお、アはビックデータ分析、ウはRPAになると思いますが、問題を読んでいる時は、「これはビッグデータ分析だ」とは考えず、「この選択肢は該当しない」とだけ考え正解から外しています。というのも単語まで紐づけると脳が疲れてしまうからです。ただし、復習する時には一つ一つの選択肢が何を表しているか理解すると、合格にぐっと近づきます。
問2 サイバーセキュリティ基本法
説明文にある「情報システム」、「社会的混乱」、「国」、「基本理念」という単語を元にア~エの選択肢を見ます。「基本理念」という単語からイが答えに近そうだなと一旦答えを決めます。他の選択肢を確認し、消去法からもイが答えと絞り込みます。
各単語を覚える時は解説に書いてある説明をそのまま覚えるのは非効率です。少なくとも私は覚えられません。というのも、解説は自分自身の言葉になっていないから。覚える時は「その単語を一言でいうと何か?」「家族に説明するんだったら、どのような言葉で説明するか?」を意識すると、自分の知っている言葉に置き換わるので、記憶に定着しやすいです。
問3 バックキャスティング
説明文にある「未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り」からウのバックキャスティングが答えに近そうだなといったん答えを決めます。他の選択肢を確認し、消去法からもウが正解と絞り込みます。
説明文からPoCは明らかに違うとわかります。また、イのPoVはPoCの親戚のようなものと判断できると思います。残りの選択肢の違いは「バック」か「フォア」まで絞り込みができます。
「バックキャスティングで計画を立てろ!」と仕事で指示されたこともありました。
問4 フィンテック
説明文にある「金融情報システム」、「ベンチャー企業」という2点からイのフィンテックに絞り込みます。他の選択肢も確認し、消去法からもイが正解とわかります。
問5 ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルという単語から「お金」「出資」という想像をします。ウとエが選択肢から消えるので、アかイが正解です。アは共同出資、イは出資ということから、イに絞り込みました。
問6 CTO
説明文の「技術」から「Technology」という単語を連想します。選択肢の中からTが入っている単語を選べば良いので、「エ」が正解と分かります。
覚えるときには略称だけではなく、元の単語が何だったかを覚えるとよいです。CTOだったらChief Technology Officerです。全部を覚えるのが厳しいなと思ったからは、一つだけでもよいです。例えばTechnologyだけを覚える要領です。
問7 業務プロセスのモデリング
「業務プロセスをモデリング」から「業務プロセスを描く」というイメージで選択肢を読んでいきます。イが正解の確率が高そうだと判断します。他の選択肢も確認し、消去法からもイが正解とわかります。
問8 損益計算書
売上高のグラフを頭に思いうかべましたが、正確に思い出せなかったので適当にマークしました。絵を書いて間違えないように解くべきだと思います。
計算問題が苦手な方は適当な選択肢を選んで、スキップしてしまうのも手です。どうしても計算に時間がかかるので、他の問題に時間をかけた方が点数アップが期待できます。
ITパスポート最速合格術に書かれている図がわかりやすかったのですが、覚えていませんでした。個人的にですが、使用頻度が低いものは記憶に残りにくいですね。だからこそ、間違った問題は何度も解く必要があるのです。無理やり覚えるのではなく、接触する頻度を増やして記憶に残りやすくするのが負荷も少なくおすすめです。
※簿記は苦手だけど、会計は学びたいと思っている人にオススメの本です。損益計算書も出てきます。
問9 フェルミ推定
フェルミ推定の代表例は、「都内のマンホールの数はいくつ?」。パッと答えが出ないものに対して、仮定を置きながら推理していくイメージ。これに該当する選択肢があるかどうか見ていきます。アが正解の確率が高そうだと判断します。他の選択肢も確認し、消去法からもアが正解とわかります。
問10 限定提供データ
「限定提供データ」はわからなかったので、適当に選択肢を選んで次の問題に移りました。ちなみに私が全くわからない問題に出くわした場合、どのテストでも「ウ」を選ぶようにしています。理由は選択肢を決めるにも時間がかかるからです。わからなかったら「ウ」としておけば、選ぶ時間も節約できます。
まとめ
思考プロセスのまとめです。使えそうなものがあったら、一つでも採用してみてください。
- 問題を一語一句読むのではなく、単語を拾うように読んでいる。
- 単語のイメージから選択肢を絞り込んでいる。
- 正解と断定する前に、他の選択肢も確認し、正解である確率を高めている。
- わからない問題は適当に〇をつけて、先の問題に進んでいる。
- ITパスポートの用語は一語一句意味を覚えているのではなく、イメージで覚えている。