【険しい1万キロの山道があろうとも可能性に賭けろ】スタートライン【書評】

あなたは、やる前からできっこないって思い込む癖はありませんか?

そのせいで夢や希望、やりたいことを、いくつもいくつも諦めてきたはずです。

本書スタートラインは私たちが無意識のうちに踏んでいる心のブレーキを外すきっかけとなるでしょう。

年齢は関係ありません。

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総合評価&あらすじ

総合評価

★★★★(星4)

喜多川 泰さんの本は読みやすい。運転者という本を以前読んだ時も、すっと体に染み込んでくる文章でした。

30代よりも20代、20代よりも10代の方がこの本の効果は高いですが、50歳でも60歳でも役に立つ本です。

忘れていた「夢」を思い出し、前に進むきっかけになるはずです。

あらすじ

自分の心にブレーキをかけているのは、自分自身。
未来は、ぼくらが考えている以上に、
楽しいことであふれている。

将来のことを考えると不安になるきみへ。
「五年後の自分の可能性を舐めるなよ」
夢に向かって挑戦する勇気をくれる物語

将来に漠然とした不安を抱えながらも、
やりたいこと、やるべきことを見つけられないまま過ごしていた 高校3年生の大祐。

東京からの転校生、真苗に、一瞬のうちに心を奪われた大祐は
彼女に誘われて、大きな夢を実現させている人たちの講演を聴くようになる。
そうして彼女と仲を深めるうちに、大祐の将来への考えも変わっていく。

ある日、大祐は真苗への告白を決意するが……。

Amazonより引用)

感想

伊福くん、明日、ヒマ?

「伊福くん、明日、ヒマ?」
「えっ、明日は図書館で勉強しようかと思うてただけやけん……」

彼女からデート?に誘われた時のやりとり。

最終的にはOKしたんだけど、こういう時にYesと言えない人はチャンスを逃す。

即答でYesとなる人がチャンスをかっさらっていくんだろうなと感じました。

その時にYesといえるように準備しておきたい。

真苗だってそう。あなただけじゃない

頭の中に何十回も、「でも…」「でも…」と、お父さんの提案に反対する理屈が出てきたけれど、そのたびに吞み込んだ。

二十二歳のわたし

真苗のお父さんから留学を提案された時の、真苗の感情。

次々と挑戦をするお父さんの子供である真苗でさえ、「でも…」「でも…」と理由をつけて断る考えが生まれることを知れて良かった。

しかし何かを成し遂げられる人とそうでない人の違いの一つに、断る考えが生まれても、乗り越えてチャレンジしていっているんだと思いました。

反対する、断るというのは誰でも湧き上がる感情だけど、その感情が出ることは普通だと言うこと、さらにはそれを乗り越えることが大切なんだと理解。

実際に行動するまでが読書です

自分にとっての本の価値は、その本を読んだ後に、何を成し遂げたかで決まるということです。
世の中には、心を動かされる本がたくさんあります。
そして、そういう本との出会いは、いつも最高のタイミングで訪れます。
だからこそ、「感動した」「いい本だった」で終わりにせずに、その本と出会うことによって「一歩踏み出した」「新しいことを始めるきっかけになった」と言えるよう、実際に行動することも読書の一部です。

あとがき

20代前半の私も、今と同じように本を読んでいたのですが、「感動した」「役に立ちそう」と思っても仕事や生活に活かさず、次から次へと本を渡り歩いていました。

はっきりいって時間を無駄にしていたと思います。

実際に行動することも読書の一部

ということが圧倒的にできていなかったのが致命傷でした。

今は

  • 読書をしたら行動するまでが1セット
  • 本の中でいいなと思ったことは必ず実行する

がようやくできるようになりました。

ビジネス本であれば仕事に反映させることで「行動」「実行」が簡単ですが、小説であったとしてもSNSで感想を共有する、友人と感想を話す、朝礼のネタにすることができます。

私は小説の場合、ブログに記載するようにしました。

まとめ

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おまけ

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この記事を書いた人

理系脳と文系心を持つITエンジニア。情報処理技術者(高度)7区分合格。映画・本で感性を磨き、ヘルニアと闘いながらムエタイ最弱戦士として成長中。仕事と趣味を両立させながら、社会人の知的好奇心を刺激する情報を発信中。

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