格闘技に興味はあるものの、どれが自分にあっているのか迷っていませんか?
この記事では、格闘技が未経験の方がどの格闘技を選べばよいのか解説します。
これを読めばもう迷うことはありません。
空手とムエタイを経験した私が解説します
格闘技を始めるメリット
5つのメリットがあります。
- ストレス発散効果
- 体力・筋力アップ
- 護身術として役立つ
- 休日の趣味として充実
- 新しい場所ができる
ストレス発散効果
仕事をしているとストレスを感じるときはありませんか?
格闘技のような運動を行うことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されます。
コルチゾールは慢性的なストレスの原因となるため、その減少はストレス軽減につながります。
週1回の格闘技で、長期的にコルチゾールの分泌が抑えられやすくなります。これにより、日常的なストレス耐性が向上します。
仕事や家庭にも良い影響が出てきます。
体力・筋力アップ
格闘技では、打撃や組み技、反復的な動きを通じて全身の筋肉を使います。
トレーニングにより、心肺機能が向上し、筋肉に負荷がかかることで筋力が強くなります。
また、様々な動きを組み合わせることで、バランス感覚や敏捷性も養われ、総合的な体力向上につながります。
護身術として役立つ
今の世の中は物騒だと感じませんか?
でも格闘技を始めると「いざって時に身を守れる」って安心感があります。
相手との間合いの取り方、相手の攻撃からの守り方などの実践的なスキルを手に入れることに。
もちろん喧嘩をする必要は全然ない(むしろ、やってはダメ!)なのですが、万が一のための「保険」みたいなものです。
実際、格闘技やってると、変な人に絡まれても未経験の時とは異なり落ち着いて対処できるようになります。
それどころか、変な人自体が近寄ってこなくなるのもよく聞く話。というのも格闘技をやって強くなった自信やオーラが危ない人を近づけなくなるからです。
護身術としてのメリットは見逃せません。
休日の趣味として充実
休日や仕事終わりに、だらだらスマホでXやTiktokとか見て終わってしまうことはありませんか?
でも格闘技始めてからは、そういった時間もなくなります。
例えば休日であれば朝一で練習行って、汗流して、仲間とランチして…という感じで、充実した休日が過ごせます!
しかも、格闘技は目標が立てやすいのです。
「次の審査までに上達できるように頑張ろう!」とか「あの技マスターしたい!」とか。こういう目標があると、休日も有意義に過ごせるし、平日もモチベーションが保てます。
新しい場所ができる
格闘技始めると、「第二の家」みたいな居場所ができるのです。
仕事場とも家とも違う場所です。
一時的に仕事場や家庭がうまくいっていなかったとしても、格闘技をやっている時間だけは忘れることができます。
しかも、ジムや道場の仲間は、職業とか年齢とか関係なく仲良くなれます。
普段は出会えないような人とも知り合えるし、社会人になってからの新しい友達作りにもピッタリです。
例えば経営者や医者といった自分とは異なる職種の方と出会えてコミュニケーションができるのは新鮮。
初心者向けおすすめ格闘技3選
この3つのうち、どれかを選んでおけば、
- 失敗したなー
- やめとけばよかった
- 別の格闘技にすれば良かった
なんてことになるのは、ないはずです。
では、どの格闘技を選べばよいかというと、この3つです。
- キックボクシング
- 空手
- ボクシング
この3つを選んだ理由は、
- どこにでもジムや道場があって選ぶのに困らない
- メジャーなので人に説明するときに分かりやすい
- エクササイズ的から本格的な格闘技まで対応できる
それぞれ一つずつ説明していきます。
どこにでもジムや道場があって選ぶのに困らない
駅前や商店街、住宅街など、身近な場所にジムや道場があるんです。
例えば、キックボクシングなら大きなフィットネスジムにもあるし、空手なら学校の体育館で教室を開いていることも。
だから、「家の近くになくて通えない…」なんて心配はほとんどありません。
メジャーなので人に説明するときに分かりやすい
「私、キックボクシング始めたよ!」って言うと、ほとんどの人が「あ〜!テレビで見たことある!芸能人の○○がやっていたよ」という感じで話が伝わりやすいです。
ボクシングは映画やアニメにも出てくるし、空手は東京オリンピックの競技種目にもなったことがあるので、友達や家族に説明するときも「どんな格闘技なの?」って聞かれることが少なくてストレスがかかりません。
エクササイズ的から本格的な格闘技まで分かれている
例えば、ボクシングなら「ダイエットしたい!」という人向けの軽めのクラスから、「試合に出たい!」って本気の人向けのクラスまでいろいろあるんです。
自分の目的に合わせてコースを選べるから、無理なく続けられるのが魅力です!
格闘技選びで考慮すべき7つのポイント
7つのポイントを解説します。
安全である
安全面は絶対に妥協したくないポイントです!
というのも私たちは社会人であり、仕事があり、家庭があるから。
プロの格闘家であれば、飯のタネであるから安全でない部分を受け入れないといけませんが、それ以外の人は異なります。
- 頭部に強い蹴りをもらって以来、仕事中にボーっとしてしまうことが増えた
- 組技で危ない技をかけられて骨折した。全治2か月。
- パンチを頭部にもらいすぎて首の骨や神経に異常が出てきている
こんなことは私は避けたいと考えています。
生活に支障が出ますし、強くなるために始めた格闘技で逆に弱くなってしまったり、楽しむために始めたのに格闘技をやめないといけなくなったりします。
だからこそ、安全面は大切です。
いくつかポイントがありますが、初心者の方は次の点に気を付けてジムや道場を選んでみてください。
- 本気のスパーリング(殴り合い)を強要しない。
- 「格闘技にケガはつきもの。ケガを克服してなんぼ」のような考え方をもっている人がいない(少ない)
- スパーリング(殴り合い)をする時は防具をつける。
- 頭部への攻撃はしない(寸止め)。または軽く。
教えてくれる
これも大事です!
単に「はい、自由に練習してください」じゃなくて、基本から丁寧に教えてくれる環境を選びましょう。
良い指導者がいるところは、初心者への声かけが多く、質問しやすい雰囲気があります。体験時に先生の指導スタイルをチェックしてみましょう
雰囲気がよい
実は、これが長続きのカギ!
先生や生徒さんの様子、施設の清潔さ、更衣室やシャワールームの状態など、実際に見学して「ここなら通いたい!」と思える場所を選びましょう。
体験時は、他の生徒さんの様子もさりげなくチェックすると良いですよ。
格闘技を始める目的
ご自身が格闘技を始める目的を再確認してみましょう。
目的は一つに絞る必要はありません。
例えばダイエットもしたいし、護身にも役立てたいし、井上尚弥選手みたいにかっこよくパンチを打ちたいと思う人は、ボクシングを選ぶのがよいと思います。
ダイエットが目的の人
ダイエットが目的であれば、怪我のリスクが少なく相手との接触がないものを選びましょう。
フィットネスクラブのボクシング・キックボクシングのクラス
様々な運動プログラムを提供する集団指導形式のクラス。インストラクターの指導のもと、音楽に合わせて運動を行います。初心者から上級者まで幅広い層が参加でき、楽しみながら健康増進や体力向上を図れます。基本的には相手との接触はありません。
暗闇ボクシング・フィットネス b-monster
暗闇空間で大音量の音楽に合わせてボクシングの動きを取り入れたエクササイズを行うフィットネスプログラム。45分で約1000kcalを消費する高強度のワークアウトが特徴。専用のトラッカーで消費カロリーを可視化し、非日常的な雰囲気でストレス発散や体力向上を図れます。
護身が目的な人
近頃治安が悪くなってきた。。。いざという時のために護身術を覚えたいといった場合は、護身に特化したものがおすすめです。
クラヴ・マガ
イスラエル発祥の実戦的な護身術。シンプルで効果的な技を重視し、あらゆる状況での自己防衛を目的とします。軍や警察にも採用され、一般向けにも普及しています。短期間での習得が可能で、年齢や体格を問わず学べます。
システマ
ロシア特殊部隊由来の格闘術。自然な動きと呼吸法を重視し、柔軟性と効率性を追求します。心身の調和を図りながら、あらゆる攻撃に対応する技術を習得します。ストレス解消や健康増進にも効果があるとされています。
あの格闘家・あのキャラと同じ格闘技をやりたい人
好きこそものの上手なれです。かっこいい!あこがれる!から格闘技に入っていくのもまったく問題ありません。好きだからこそ長く続けられます。
パリオリンピックで角田夏実を見て巴投げを見てかっこいいなと思った:柔道
日本発祥の武道。投げ技や寝技を用いて相手を制する競技。柔軟性と体力、技術を駆使して相手を倒す。オリンピック種目として国際的に普及している。礼節を重んじ、心身の鍛錬も目的とする。
世界4階級制覇している井上尚弥みたいになりたい:ボクシング
拳のみを使用して相手と打ち合う格闘技。防御と攻撃のバランス、フットワーク、パンチ力が重要。オリンピック種目でもあり、プロとアマチュアの両方で人気がある。
タイで最も強い選手と言われている吉成名高にあこがれる:ムエタイ
タイ発祥の格闘技。拳、肘、膝、脚を使用する立ち技中心の競技。「八肢武術」とも呼ばれ、激しい打撃戦が特徴。
タイの国技として知られ、世界中で人気がある。
東京オリンピックで喜友名諒の型を見てしびれた:空手
沖縄発祥の武道。突き、蹴り、受けなどの技を競う。形と組手の2種目がある。
オリンピック種目にも採用され、世界中で広く実践されている。精神修養の側面も重視される。
元V6岡田准一が格闘技にチャレンジする姿を見てやってみたくなった:ブラジリアン柔術
寝技主体の格闘技。柔道から派生し、ブラジルで発展。
関節技や絞め技を多用し、相手を制圧する。総合格闘技の基礎としても重要視され、実戦的な護身術としても人気がある。
ゲーム『バーチャファイター2』に登場するリオンがかっこいい!:蟷螂拳
中国武術の一種。蟷螂(カマキリ)の動きを模した技が特徴。素早い動きと鋭い攻撃が特徴で、北方系武術に分類される。健康法としても実践され、競技武術としても行われる。
UFCデビューと同時にフライ級タイトルに挑戦する朝倉海が好き:総合格闘技
様々な格闘技の技術を組み合わせた競技。立ち技、寝技、打撃技など、あらゆる格闘技術を用いる。オクタゴンやリングで行われ、UFCなどの大会が世界的に人気を集めている。
漫画『グラップラー刃牙』の渋川剛気の虜:合気道
日本の武道。相手の力を利用して制する技が特徴。攻撃性を抑え、相手と調和することを重視する。護身術としての側面も強く、精神修養や健康増進にも効果があるとされる。
佐々木希が主演ドラマ『土俵ガール』で強さを知った:相撲
日本の国技。土俵上で相手を倒すか押し出す競技。力士と呼ばれる選手が伝統的な装束を身につけて戦う。儀式的要素も強く、日本の文化や伝統と深く結びついている。
映画『燃えよドラゴン』好きで、ブルース・リーの大ファン:ジークンドー
ブルース・リーが考案した格闘術。実戦的で無駄な動きを排除し、効率的な技を重視する。伝統的な武術の枠にとらわれず、実用性を追求した現代的な格闘システムである。
年齢と体力
何歳でも格闘技は始められます。
ただし年齢が上がるについて、体力や筋力や体の柔軟性が低下していきます。
特に40歳を超えた人は一か月に一回は整体院や整骨院などに行って、体をメンテナンスするのが大切です。
腰痛持ちであればひどくならいように、あらかじめ腰サポーターをつけておくのも手です。
参考までに私がムエタイでつけている腰サポーターをご紹介しておきます。
通いやすさ(ジム立地・時間帯)
継続の決め手になります!
仕事帰りに寄れる場所、休日にゆっくり通える場所など、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
特に、終電で帰る場合は、シャワールームの有無もチェックポイントです!
予算
入会金、月謝、道着代、防具代など、初期費用と継続費用をしっかり確認しましょう。
良心的な道場やジムでは、必要な費用を明確に提示してくれます。
体験時に「他に必要な費用はありますか?」と聞いておくと安心です。
よくある疑問と不安を解消!
よくある疑問に答えます。
痛みは大丈夫?
初心者は基本、ゆっくり技術を学ぶところから。
スパーリングは実力に応じて段階的に行うから、いきなりガチンコってことはありません。
ただし、そのような道場・ジムを選ぶのが大切です。
もちろん、足や腕にアザはできるかも。
40歳を超えてからのチャレンジで大丈夫?
全然OK!むしろ40代からの習い事として人気。
無理なくマイペースで始められるし、体力作りにも最適。同年代の仲間も意外と多いです。
必要な準備物は?
まずは動きやすい服装とタオルでOK!
道着やグローブは体験後に必要か確認してからでいい。
体験用の道具は、ほとんどのジムで貸し出してます。
空手とボクシングに興味を持ちました。両方同時に入会してよいですか?
最初は1つに絞るのがおすすめ!基本をしっかり学んでから増やそう。
体の使い方が違うから、同時だと混乱するかも。まずは1つマスター。
どれくらいで強くなれますか?
道場や流派によってレベルは様々。
でも基本的に黒帯は、技術も精神面も相当な修練を積んでる証です。
空手の黒帯はどれくらい強いですか?
正直な話、体格や体力、筋力、経歴などの違いがあるので誰々よりも強くなれますというのは難しいです。
例えば私は空手の経験がありますが、格闘技未経験だけどラクビー経験者で、路上で対峙した場合、絶対勝てるとは言えません。
というのもラグビー経験者がタックルで私を倒してきたらと思うと十分対処しきれないからです。(組技苦手です)
あえて強さを表すのであれば、「格闘技未経験の自分3人」 vs 「黒帯の自分1人」という条件であれば、圧倒的力の差を持って倒せると言えます。
体験レッスンに行こう
習いたい格闘技の種類を決めたら、体験レッスンに行きましょう。
たいていどこのジムでも体験レッスンを用意しています。
初回体験の活用方法
体験は絶対行くべき!この時のチェックポイントは「インストラクターの教え方」「ジムの雰囲気」「自分に合ってるか」の3つ。
質問しやすい空気か、仲間と交流できるかもポイント!無料体験やキャンペーンを上手く活用しよう
入会前の確認ポイント
まず会費体系をしっかりチェック!
入会金、月謝、年会費、その他諸経費の有無を確認しましょう。
あと、レッスン時間が自分の生活リズムに合うか、通いやすい場所か、シャワールームは完備か、も超重要。
退会条件も必ずチェックです。
実際の体験談
私は空手とムエタイの体験レッスンに行ったことがあります。
そこでのポイントは、体験レッスン後にその場で決めないこと。
「このジム・道場で決まりだな!」と思ったとしても、必ず検討しますといって持ち帰ること。
というのも、体験レッスン時は気分が高揚しているので、冷静に慣れていないこともあるから。一度家に持ち帰ってから、落ち着いた頭で整理して、「やっぱり今日のジムが良かった」と思ったら入会しましょう。
まとめ
この記事で、あなたにぴったりの格闘技やジムに出会っていただけるとうれしいです。