【令和6年度ITパスポート過去問#21~30】ITパスポートに900点で合格する人がやっている解き方

令和6年度ITパスポート過去問で900点を超えて合格する人がやっている、解き方を公開します。

何を見て、どう正解にたどり着いているか思考プロセスを書いています。

なかなか点数が取れない人は、参考にしてみてください。

※この記事は過去問の解説ではないため、解説を見たい方は以下をご覧ください。

ITパスポート過去問道場(令和6年)
ITパスポートの過去問といったら、使っている人がいないであろうといわれるほど有名なサイトです。

ITパスポート最速合格術(令和6年)
ITパスポート最速合格術の西先生による過去問解説です。

西先生の本はこちら↓

※レビュー記事はこちら↓

目次

解き方

問21 サブスクリプション

「定額の料金や一定の機関での利用ができる形態で提供」から「ウ」のサブスクリプションを選択できます。

問22 シェアリングエコノミー

第一感でシェアリングエコノミーを選びました。しかしシェアードサービスだったかもと思い、迷うことに。シェアリングエコノミーは大きな概念で、シェアードサービスの方は小さい概念だったような気がすると判断し、「ア」のシェアードサービスを選んでしまいました。(間違いです)

シェアードサービスは、グループ企業内で業務を共有して効率化を目指すためのシステムのことでした。

例えば、NECグループだとNECビジネスインテリジェンスがシェアードサービスを担当しています。

問23 概念検証

「適切なものだけを全て挙げたものはどれか」の問題は難易度が上がりますね。単純な四択よりもしっかりとした理解が求められます。応用情報技術者以上の試験では、この形式の問題は少ないです。

選択肢は、計画策定、先行導入、本格導入のいずれかに該当すると思うので一つずつ選択肢を見ていきます。

aはPoCのことなので計画策定フェーズと判断できます。bは導入と運用の手順書を作成しているので本格導入フェーズと分かります。cは一部の部門に導入しようとしているので先行導入フェーズと考えます。これらの結果から、aが回答と分かります。

問24 定期発注方式の発注量

間違えました。業務でやっている方は簡単ですね。まずaの営業日数と発注間隔を比較しました。営業日数だと発注する頻度によって問題が生じるため、消去法によって発注間隔を選択しました。

bは現在の発注残はこれから入荷されるので発注量から減らさなければいけないにもかかわらず、+にしてしまいました。aをちゃんと選べたことで気が抜けたかもしれません。

問25 AR

「現実の風景と重ねるように表示」という文から「AR」を選択できました。ARは「現実世界を拡張する技術」と覚えていたので回答できました。念のため他の選択肢を見ると、GUIは明らかに違う、VR・メタバースは仮想のイメージなので消去法からもARが正解と分かります。

メタバースとARの違いは、次の通り。

  • メタバースは、インターネット上に存在している「仮想空間」のこと
  • VRとは、仮想空間でより現実に近い世界を体感できる「ツール(手段)・技術」のこと
メタバースとVRの違い・特徴・メリット・ビジネスでの活用を解説

問26 データサイエンティストの役割

データサイエンティストから沸くイメージは、ビッグデータ、解析、分析、洞察などです。それに該当する選択肢がないか見ていきます。

さっそくアの説明に「ビッグデータ」、「解析」があったので解答候補になります。

イ~エの選択肢のうち、イはデータサイエンティストがやるかも!?ですが、アが正解により近いので、アを正解としました。

問27 個人情報保護法の例外

「本人の同意を得ていなくても」がポイントと理解しました。

bは明らかに違うとわかります。別会社の人に名前を教えてはダメでしょう。また、サラリーマンの方ですとお昼休みの時間に生保レディの勧誘を受けた方もいるかもしれません。私も勧誘を受けた側ですが、生保レディは名前とリストはもらえないので、一人ひとり名前を聞いて回っていました。

cは法令に基づく要請なので候補としました。

aは非常に迷いました。

「本人の自宅電話番号」を病院に教えていいのか?緊急時だから許されるのか?

病院から電話が掛かってきたら電話番号を教えるのではなく会社から家族に電話をして了解をもらってから、病院に知らせるべきでは?と思いました。

結果、×でした。

気になったので調べてみると、たしかに以下のように記載ありでした。

人の生命や身体、財産といった具体的な権利利益を保護する必要性があり、かつ、本人の同意を得ることが困難である場合が想定されています。

具体的には、以下のようなケースが考えられます。

・急病等が生じた際に、血液型や家族の連絡先等を医師らに提供する場合

・大規模な災害が発生した際に、被災者や負傷者の情報等を、家族や行政等に提供する場合

個人情報保護法における、個人情報を第三者へ提供する際のルールとは

弁護事務所のサイトから引用しましたので、正確な情報と思います。

※個人情報保護委員会の資料はこちら

問28 AI導入による効果

「AI」「業務の作業効率が向上」の観点で、選択肢を見ていきました。

aは「文字を自動で読み取って」「作業時間を削減」から候補としました。bは「定型的なPCの操作」からRPAを指していると思い、候補外としました。cは「音声チャットボット」とあったので候補かもと思ったのですが、確信が持てず。dはRFIDのことだと思いました。

選択肢を見るとイ、ウはbが含まれている、エはdが含まれているため回答にならず消去法からアが正解と判断しました。

問29 デジタルディスラプション

「駆逐」「破壊」というキーワードからデジタルディスラプションと判断しました。他の選択肢を見ても消去法からデジタルディスプラションと確定できます。

カタカナだけだと覚えずらい人は、元の英単語の意味を知っておくと記憶しやすくなりますよ。

問30 損益計算書

損益計算書から計算できるのは、売上高増加率、売上高利益率と判断しましたが、×。売上高増加率は前年度の損益計算書も必要ですね。自己資本利益率はバランスシートからわかると判断しました。

まとめ

  • 元の英単語の意味を知っておく。
  • 一つ一つ文を読んでいるのではなく、単語レベルで正解を絞る。正解に絞るのが難しい場合は、文章をしっかりと読んでいく。
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この記事を書いた人

理系脳と文系心を持つITエンジニア。情報処理技術者(高度)7区分合格。映画・本で感性を磨き、ヘルニアと闘いながらムエタイ最弱戦士として成長中。仕事と趣味を両立させながら、社会人の知的好奇心を刺激する情報を発信中。

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