「自分の心」をしっかり守る方法を読みました。
次のようなことで悩んでいる方におすすめです。
- 他人からどう思われているか気になる
- いつも相手にゆずってばっかりで損をしている
- 会議などで腹がたつことを言われても、何も言えない
重要な部分・勉強になった部分をまとめたので、共有します。
≫ 「自分の心」をしっかり守る方法―「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく(加藤 諦三著)
※さくっと読みたい方は、こちら↓
行間が広めで、文字数が少ないので、時間がない方でもさくっと読めますよ。
本書で見逃さず読むべきオススメな目次5選
はじめにー「くやしい気持ち」を溜めないために
「他人のやることを自分と関係づけて解釈するな!」ということである。とにかく「憶測をやめること」で、人間はどれだけの悩みから解放されることだろう。
人間の想像力は豊かなもので、1つの事実からいろいろなことを考えてしまいます。
職場の人がコソコソ話している
↓
自分のことかも?
と思ってしまうと、
- 何か悪いことしたかな?
- この前の仕事のことかな?
- それとも、さっきのやりとりのことかも?
のようにどんどん悪い方向に考えてしまいます。
もしかして、コソコソ話をしていたのは、昨日のドラマの話だったかもしれないのに。
悩みを増やさないために、事実は事実のままとらえ、それ以上の解釈・憶測はしないこと。
職場の人がコソコソ話している
↓
「コソコソ話している」という事実だけを認識すること
これをやるには、冷静になって自分を客観視することと、訓練が必要ですね。
事実は事実のままとらえ、それ以上の解釈・憶測はしない
「仲よく」「平和」の裏側で
日本の社会にある恐ろしい言葉、それは「ごねどく」という言葉である。私は死ぬまで、ごねどくの人間を許せない。
ごねたり、騒いだりすることでその人間の利己的欲求は通るが、それだけどこかで「おとなしい」人間が犠牲になっているのである。
上に立つ者はよくおとなしい人間を犠牲にする。それはその場をおさめていくのになによりも安易なやり方がおとなしい人間を犠牲にして、ごねる人間、騒ぐ人間、泣く人間の「わがまま」を通すことであるからであろう。
「ごねる」人って、会社でもいますよね。
私が特に嫌いなのは、会社で決められているルールなのに、その人の都合に合わないからという理由で無理やりルールに例外を作ろうとする人。
さらに、それが通らないとなると、感情的にまくしたて、自分の欲求が通るまでごねる人。
こんな人は苦手です。
健康な人は「もっとずっといいかげん」だ
過敏な感受性や倫理的内面性を特徴とする敏感性性格者のあなたとくらべて、世間一般の人はもっとずっといいかげんに生きているのである。
道徳的に小心なあなたは表も裏もない。しかし世間の人には表も裏もある。
(中略)
とにかく影響をうけやすいあなたは、表と裏を使い分けている人たちの表の言動に深刻な影響を受けすぎたのである。
自分と世間の人は、同じだと思っていたけど、実は違うということ。
同じだと思っていると、影響を受けすぎて苦しくなる。
だから、違うということを理解して、対応していくことが大事なんだと思いました。
そして、世間一般の人は、いいかげんに生きているということ。
ちょっと違うかもしれませんが、新卒で会社に入る前と後で、差がありすぎてびっくりしたことがあります。
会社に入る前
・スケジュールを守る
・約束は守る
・メールは必ずチェックする
・全員が一丸となってプロジェクトを進める
→社会人って、なんてすごいんだ!
会社に入った後
・スケジュールを守らない(人もいる)
・約束を守らない(人もいる)
・メールを見ない(人もいる)
・やる気ない(人もいる)
→社会人って、案外適当なんだー
学生の時に思っていたイメージと違いすぎて、悩んだ時期もあります。
さすがに今では、悩むこともなくなり、
- スケジュールを守らない人には督促
- メールを見ない人はチャットでも連絡
しています。
学生時代にはわからなかったけど、社会人で適当な人は多いです。
なぜ自分は、その石につまずいたのか
石につまずいて転んだとしても、それは石そのものが悪いわけではないだろう。つまずいても転ばない人がいるし、転んでも忘れてしまう人もいる。なかには、つまずかない人もいる。
結局、石を自分の人生にとってどういう影響力のあるものにしてしまうかというのは、その人の心の中の不安や葛藤の問題なのである。
これを読んだとき、いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本でも、同じことを言っているなと感じました。
どの部分かというと、
その状況が問題になるかどうかは「あなたが決めている」
です。
「石」をどう見るかによって、自分の人生にとって影響を与えたり、そうではないようにできます。
その状況を問題にするのも、問題ではないととらえるのも、あなた次第なのです。
いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本でも、「自分の心」をしっかり守る方法でも、自分の考え方、心のもちようであると言っています。
「石」をどう見るかによって、人生への影響が変わってくる
あとがきーあなたのその感情は前に進む力に変えられる
行動をおこなさなでいい顔をしていれば、人々から好意をもたれると錯覚しているのである。行動をおこせない人は、人々の好意という幻想にしがみつているにすぎない。誰にでもいい顔をする人が、そんなに人々から好意をもたれているわけではない。むしろ逆であることのほうが多い。好意をもたれているという幻想にしがみついている人が、軽く見られている人なのである。
衝撃でした。
誰にでもいい顔をしていても、好意をもたれることはなく、逆に軽く見られる
という事実。
以前私も聞いたことがありますが、
「いい人」は「どうでもいい人」のこと
まさに、こういうことなんだと理解しました。
「自分の心」をしっかり守る方法は、良い本なのですが、著者の熱量がすごく、こってりした内容になってます。
心が落ちている時は、読むのがしんどくなってしまうかもしれません。
そんなときは、こちらの本がおすすめです。
行間が広めで、文字数が少ないので、疲れている時でもさくっと読めますよ。
口コミ
「自分の心」をしっかり守る方法の「レビュー」を、要約して5個のせておきます。
□弱い自分も強い自分も受け入れる。星5
敏感性性格として語られる人格が自分に当てはまりすぎて、なんだかすっきりしました。
□くやしさを吐き出せないまま溜め込んで生きている。星4
溜め込んだくやしさと向き合いながら、自分を許し受け入れていきたいと思う。
□参考になった。星3
わかるわかると思えるところと、んー、ちょっと分からないなあと感じるところがあった。
□自分が自分である生き方をする。星5
色んな事に気づき良い方向に向かえるきっかけになる本です。
□私のバイブルになりました。星5
救われました。私のために、書かれたんじゃないかと思うほどです。
人の言葉に、敏感に傷付きやすい人、必見です。
引用元:Amazon
まとめ
おとなくて損しているかも?と思った方におすすめです。
1ミリでも気になったら、無料サンプルだけでも読んでみてください。
≫ 「自分の心」をしっかり守る方法―「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく(加藤 諦三著)