こんにちは。ときはです。
ITパスポートの合格に向けて、一生懸命勉強している時に、次のようなことを言われたことはありませんか。
- ITパスポートはマジで簡単。
- 誰でも取れる。
- 受かっても意味ない
たしかに、小学生でも受かった実績がある試験ですから、一部の人からはそう見られても仕方がない部分もあります。
でも、これって典型的な「見える世界しか見えてない案件」なんですよ。
ITパスポートに合格したら終わりじゃなくて、合格した後に、ずーっと効果があるものなのです。
ここを理解しておかないと、「誰でも取れる」「受かっても意味ない」といった言葉に踊らされてモチベーションを下げることになってしまいます。
この記事では、ITパスポートに合格すると得られるメリットについて深堀していきます。
メリット1:家族との時間が増える
ITパスポートに合格すると、一般的なIT知識については習得していることになります。
そのため、IT用語に関しては、ググらずに理解できるので、その分仕事を早く終わらせられます。
そうすれば、早く帰宅できるので、家族との時間も十分にとれるわけです。
また、お子さんがいる方の場合、「プログラミング」を通じて、会話ができるようになります。
なぜかと言うと、お子さんの小学校や中学校ではプログラミングが必修科目となっており、なおかつITパスポートには「プログラミング」の問題が出てくるためです。
もし、あなたが「プログラミング」について少しも学習したことがなければ、「今どきの子供はプログラミングとか言うものを勉強させられて、大変だな」ぐらいにしか思わないでしょう。
しかし、ITパスポートに合格したあなたは、「プログラミング」についても内容を理解しているので、お子さんと同じ目線で会話ができるのです。
ITパスポートに合格するだけで、家族との会話のきっかけが増えるのは素敵なことだと思いませんか。
メリット2:ITベンダーにナメられなくなる
もし、あなたが情報システムの担当であれば、ITベンダーと会話する機会があると思います。
良心的なITベンダー・担当者が多いとは思いますが、一部には不勉強なITベンダーや担当者がいるのも事実。
あなたが何も知らなければ、適当な作業をされてしまったり、希望とは違うものを作られてしまうこともあるでしょう。
でも、ITパスポートの知識があったら、身に着けた知識で、納得するまで相手と話しができるようになります。
具体的な例として、非機能要件について説明します。
機能要件は「システム構築において、顧客が必要とする機能の要件」であるのに対し、非機能要件は「必要とする機能以外の要件」を指します。例えば、性能やバックアップ、セキュリティなどがあります。
ちゃんとしたベンダーであれば、機能要件と非機能要件の両方をしっかりと提案してくれると思います。
一方で、適当なベンダーであれば、機能要件の打ち合わせはやるんだけど、非機能要件の打ち合わせをやらなかったりします。
仮に、本当は毎日バックアップをとってほしかったとします。
しかし、ふたを開けてみたら、1週間に1回しかバックアップを取る設定になっていたなんてこともあるわけです。
そのせいで、障害発生時に最悪1週間分のデータが消えてしまったなどということも発生します。
でも、ITパスポートに合格したらあなたなら、「非機能要件についても提案してください」と言って、対処できるでしょう。
ITベンダー側は、「この人はちゃんと知っている人だ」と認識し、ナメられることはなくなると思います。
メリット3:昇格・昇級要件を満たす
ITパスポートの合格を昇格・昇給要件としている会社もあります。(例:カシオ情報機器)
簡単に言えば、出世の要件です。給料が増えるんです。
増えたって微々たるもんだよ、出世なんて古いよーと思ったあなた、昇格・昇給を侮ることなかれ。
もしあなたが転職したくなった時に、同期よりも早く昇級や昇格した人が転職市場でどれだけ優秀に見えるかを、ご存じないですか。
転職先は、他の会社で活躍している人、優秀な人を採用したいのです。
その一つの基準として昇格や昇級のスピードも見ています。
他の記事で書きたいと思いますが、私も転職活動の面接で、「あなたは同期の方と比べて昇級や昇格は早いほうですか」とストレートに聞かれたことがあります。
昇級・昇格の要件にITパスポートがあれば、早めに合格して、昇給・昇格の対象者リストに載っておきましょう。早期に出世できる確率が上がります。
メリット4:身を守れる
ITパスポートに合格すると、新聞やニュースで報道されるIT系のニュースが、簡単に理解できるようになります。
以下は、最近報道されたニュースです。
Wi-Fiルーターの不正利用に新たな手口、警視庁が注意喚起 「従来の対策のみでは対応できない」(Yahoo!ニュース)
このニュースのコメント欄には、「分からない」「警視庁の説明を理解できる人なんてほとんどいない」などと記載されています。
ITリテラシーが高くない方にとっては、この記事中に出てくるWEP、WPA、ファームウェアなどがピンとこないと思いますが、ITパスポートに合格した方にとっては、容易に理解できるものだと思います。
こういったIT系の記事の内容が分かるので、自分に関係あるのかorないのか、どのような対策が必要か判断がつくようになり、嫌な目
メリット5:チャンスを得られる
初めてシステムを導入しようと検討している部門では、「あいつは、ITパスポートというのに受かったみたいだから、ITに詳しいみたいだ。ちょっとあいつにも声をかけてみよう」ということも、起こるかもしれません。
もし、あなたがITパスポートに合格していなければ、声をかけられる確率は低くなってしまうでしょう。
番外編
会社から報奨金が出る
ITパスポートに合格すると、報奨金が出る会社もあります。私がかつて所属していたSIerでも報奨金が出ました。
少しでも手取りの給料が増えるのはうれしいですよね。
ITパスポートの上位試験に合格しやすくなる
ITパスポート試験に合格すると、上位試験である基本情報技術者や応用情報技術者に合格しやすくなります。
この理由は、試験範囲が被っているからです。
ITパスポートに合格したら、用語を覚えているうちに基本情報技術者試験にチャレンジしてみてください。
思ったよりも簡単に解けると思います。
上司から受験しろと言われない
ITパスポートなどを昇級・昇格の要件としている会社ではありがちなのですが、上司が取得するように何度も指示してくる場合があります。
上司としても、部下が昇級・昇格することで、上司自身が評価されるという面があるので、取得の指示をしてくることがあります。
でも、プライベートの時間を使って勉強しなければいけない場合、勉強するやる気がなくなっちゃうんですよね。
私も小学生や中学生の時に両親から「勉強しろ!」と言われて、やる気がなくってしまったので、よく分かります。
だからこそ、ITパスポートは、さっさと合格してしまうのが吉です。
そうすると、上司から「受験しろ!」などと言われて、ストレスを感じることもなくなります。
資格欄に書ける
ITパスポートに合格していると、履歴書の資格欄にかけるようになります。
新卒時はどの会社で書いても、アピール材料に使えると思います。
アピールの仕方は、「ITパスポート持ってます!すごいでしょ?」ではなく、「ITパスポートの勉強を通じて、最低限のITスキルは身に着けました」というニュアンスが良いと思います。
転職時は新卒時よりアピール材料にはならないと思います。特に、ITエンジニアの職種で応募する場合、書くことが逆にマイナスとなってしまう場合もありそうなので、転職エージェントによく相談してみてください。
合格に向けてアドバイスできる
ITパスポートの受験者は、年々増えているというデータがあります。
あなたの周囲でも受験をされる方がいるのではないでしょうか。
もし、その人たちにITパスポートのことを聞かれたら、以下のことを教えてあげられると思います。
- 何か月ぐらい勉強したか。
- 何を使って勉強すればよいのか。
- 難易度はどうか。
押しつけではなく、提案という形で伝えてあげれば、あなたの信頼度もこれまで以上にアップするはずです。
まとめ
この記事では、ITパスポートに合格すると得られるメリットについて説明してきました。
「ITパスポートなんて意味ないよ!」という人の言葉を真に受けて、受験をあきらめてしまい、あたなが効果を感じられないようであれば、本当にもったいないです。
その人はその人、あなたはあなたなのですから、目の前のことに集中していきましょう。
ITパスポート試験の勉強を頑張ってください。健闘を祈ってます。
補足1:おすすめ参考書
ITパスポートに合格するためには、参考書と過去問が重要です。
特に、参考書の選び方を間違えてしまうと、合格から遠く離れたところに連れていかれてしまうので、注意が必要です。
おすすめの参考書はいくつかありますが、今日はトシゾー先生の本を紹介しておきます。
私が実際に購入してレビューした記事はこちら↓
補足2:ラップで覚えよう
ITパスポートの参考書に出てくる用語を覚えるのが、苦しい時はないですか。
そんなときは、勉強方法を変えてみるのも手です。ラップでITパスポートの用語を覚えましょう。(Youtubeなので無料です)
本も用意されていますので、Yotubeと本のセットで覚えるがオススメです。
私が実際に購入してレビューした記事はこちら↓
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