【山崎元さんに学ぶ】人生におけるお金の使い方【知らないと損をする】

人生には、お金にまつわる大きな選択が多数あります。

就職、結婚、子育て、老後の備え…様々なライフイベントで、賢明な判断が求められます。一つ一つの決断が、私たちの人生を大きく左右することになるのです。

そこで注目したいのが、経済評論家の山崎元さんです。山崎さんは、お金の知恵を分かりやすく説いた著作で知られています。本記事では、山崎さんの考えに学びながら、人生の大局観を養うヒントを探っていきます。

最後まで読めば、きっとあなたのお金に関する迷いが解消されるはずです。

目次

1.大学生になったら

山崎さんが大学に進学する息子さんに送った手紙を題材にした本があります。

なぜこの本を大学生になったら読むべきなのでしょうか。

それは、就職活動に間に合わせるためです。

広く学生に言いたい。周囲と同じ「就活」を行って何十枚もエントリーシートを書き、仮に首尾良くまあまあの大企業に就職できたとしても、それは人生のゴールにはほど遠いし、職業人生の魅力的なスタート地点ですらない可能性が大きい。

経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて(山崎 元著)P.24

有利にお金を稼ぐ方法を知りたい就活生は、ぜひ手にとってみてください。

2. 新社会人になったら

大学生を卒業する前に、もう1冊の必読書があります。

それは「難しいことはわかりませんが、マンガと図解でお金の増やし方を教えてください!」です。

会社に入社すると、様々な保険の勧誘にあいます。

「この保険に入らないと、あなたは大丈夫ですか?」と脅されるような勧誘に遭遇することも。

しかし山崎さんは、多くの保険は必要ないと主張しています。なぜなら保険会社は自社の利益を優先し、消費者には不利な商品を売りつけようとするからです。

この「難しいことはわかりませんが、マンガと図解でお金の増やし方を教えてください!」では、そうした保険の実態や、本当に必要な保険はどれかが、分かりやすく解説されています。

新社会人必読の一冊と言えるでしょう。

それ以外にも

  • 賃貸?マイホーム?
  • お金を有利に増やす方法

などがこの一冊で学べます。

3. 転職を考えたら

会社員になって数年すると、転職を考え始める人も出てくるでしょう。

転職活動を始めるなら、まずは転職エージェントに相談するのが一般的です。しかし、転職エージェントに頼りきりになるのは危険です。

なぜなら転職エージェントは、自社に転職させて初めて報酬が発生する利害関係者だからです。そのため、必要以上に早期の転職を促すようなアドバイスをする可能性があります。

また、面接対策やオファー交渉などの局面では、転職エージェントに任せきりになってしまいがちです。しかし、これまでの会社との付き合い方や、新しい会社への向き合い方など、自分でも情報収集しておく必要があります。

そこで山崎さんは、転職に関する知識を得るのに最適な本を紹介しています。転職活動を検討する前に、ぜひ一読しておきましょう。

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4. 結婚を意識したら

結婚を意識すると、家はどうする? 車は? 保険は? など、いろいろな問題が頭に浮かんできます。さらに「この人とは結婚したくない」といった意見もあるでしょう。

そんな中、山崎さんは結婚そのものに疑問を呈しています。

結婚の選択について、山崎さんの視点は大変参考になるはずです。

日本は「結婚」を「オワコン」にすれば元気になる

5. 親の認知症に備えよう

親が認知症になる前に、早めにできる備えがあります。しかし、ある制度を利用してしまうと、二度と戻れないリスクがあることにも注意が必要です。

認知症支援の成年後見制度には、「巨大な経済リスク」が伴うと警鐘を鳴らす山崎さん。一方で、認知症になった親のお金を適切に管理する方法も解説しています。

親の老後の問題は、早めの備えが不可欠です。山崎さんの指摘を参考に、自分や家族の将来に備えましょう。

認知症支援の成年後見制度がはらむ「巨大な経済リスク」とは

認知症になった親のお金を適切に管理する方法

6. がんになる前に、なってしまったら

(1)がんを早期発見するために

酒飲みだった私は、医師の友人から「食道や胃のがんリスクが高くなるから時々検査を受けた方がいい」と言われていました。
ですが正直に言うと、億劫で受けていませんでした。
いま思うと、言うことを聞いておけばよかったと思わなくはないです。

【山崎 元】がんになって再確認「がん保険は要らない」

「時々検査を受けた方がよい」と言われたことを聞いておけばよかったと思わなくはない。

いつもストレートな言い方をする山崎さんにしては少し遠回しな言い方です。

たぶん、がんになってしまったのは、「サンクコスト」なんだから過去を考えても仕方ないということなのだと思います。

ですが、私たちは検査を受けに行きましょう。検査を受けて早期発見しましょう。

(2)がんになったらどうするか

「がんになって、考えたこと、感じたこと」と題して、山崎さん自身のがん闘病体験が公開されています。

がんと診断されてショックを受けた心境や、治療に向き合う覚悟など、生々しい心情が綴られています

がんと向き合う覚悟と心構えを知ることができる、貴重な記事です。

「癌」になって、考えたこと、感じたこと(0)

山崎さんが「癌について話して欲しい」と取材を受けたものの、その記事がなかなか公開されなかったのは、こちらが理由でした。
【初公表】妻をガンで亡くして思う「人生を幸せにする」大切さ

(3)がん保険は本当に必要なのか

山崎さん自身がかかった食道がんについて、がん保険は不要だと述べています。

その理由は以下の3点です。

  • 実際に払うべき医療費は数十万円程度で、普通の人なら十分に負担できる
  • 国の公的医療制度が充実しているため、高額な治療費がかからない
  • 保険会社が積極的に売り込む商品は、消費者にとって不利なものが多い

がん保険の必要性については、山崎さんの考え方を参考にしてみてください。

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7. 葬儀の選び方

葬儀は、多額の出費が発生する典型的な場面です。しかし、必要以上に豪華な葬儀を執り行う必要はありません。

むしろ山崎さんは、大切なのは、故人を偲び、家族や親しい人々が集まることだと言っています。

私は自分の葬儀はして欲しくない。死んでから「偲ぶ会」なんてやって貰うよりも、生きているうちに一緒に酒でも飲む方がずっといい。

葬式とお墓について

次の本のP.88にも山崎さんの考えが掲載されています。

葬儀を行わず、家族だけで過ごせば故人との別れの時間をゆっくり送ることができます。しかも費用は非常に安いのです。

山崎元のマネーの正解
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まとめ

こうした山崎さんのお金に関する考え方は、一生涯にわたって活かせるはずです。

本記事を最後まで読めば、人生の様々な場面でお金のことで迷うことなく、賢明な判断ができるはずです。

追伸

私が初めて読んだ山崎さんの本です。この本のおかげでインデックス投資を始められました。

山崎さんに感謝しています。

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この記事を書いた人

理系脳と文系心を持つITエンジニア。情報処理技術者(高度)7区分合格。映画・本で感性を磨き、ヘルニアと闘いながらムエタイ最弱戦士として成長中。仕事と趣味を両立させながら、社会人の知的好奇心を刺激する情報を発信中。

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