最後の一滴までしゃぶり尽くす~受かる人と落ちる人の違いは過去問の使い方にある~【ITパスポート】

ITパスポートの試験に合格するには、過去問を徹底的に活用する必要があります。

しかし、過去問の活用方法一つで、合格か不合格の差が生まれてしまうのです。

ITパスポート過去問道場を利用していたとしても、全員合格とはなりません。

受かる人もいれば、落ちる人もいます。

その最大の理由は何か。

答えは過去問を正しく使えているか、誤って使っているかです。

今回は、過去問を最大限に活用する方法を紹介します。

受かる人と落ちる人の明確な違いを知れば、あなたも合格を手に入れられるはずです。

ITパスポートの受験生の皆さん、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.落ちる人の過去問の使い方

多くの受験生が陥りがちな、過去問の使い方を見ていきましょう。

過去問を解いて、正解できたら次の問題に進む。この繰り返しで正答率が80%を超えたら、いよいよ本番の試験に臨むというパターンです。

しかし、これでは問題の本質的な理解につながりません。答えさえ合っていれば満足してしまい、なぜ正解できたのか、なぜ誤りを犯したのかを深く分析しないのです。

結果として、見たことのない新しい問題に直面したときに、これまでの知識が活かせずに焦ってしまうのが落ちる人の特徴です。

落ちる人の過去問の使い方

問1 ア
→ 正解。やったー、次の問題にチャレンジ!

問2 イ
→ 不正解。残念、次の問題にチャレンジ!




問99 エ
→ 正解。やったー、次の問題にチャレンジ!

問100 ア
→ 正解。8割ぐらい正解していたらか合格できるでしょ!

2.受かる人の過去問の使い方

一方で、合格者の多くが実践しているのが、過去問を”しゃぶり尽くす”学習法です。

正解した問題についても、なぜその答えが正解なのか、どのような発想で導き出せばよいのかを徹底的に理解します。

さらに、間違えた問題については、なぜ間違えたのか、どこが理解できていなかったのかを徹底分析。正解以外の選択肢についても、なぜ誤りなのかを確認します。

そして、関連する用語やコンセプトについても、幅広く学習を進めていくのです。

つまり、過去問の正解だけにとどまらず、問題文の意図や選択肢の背景にある知識を丁寧に学習していく。これが受かる人の特徴なのです。

受かる人の過去問の使い方

問1 ア
→ 正解。他の選択肢はどう意味か確認しておこう。テキストではどうやって説明されているかな?関連用語も覚えておこう。次の問題にチャレンジ!

問2 イ
→ 不正解。どうして間違えたか確認しよう。



問99 エ → 正解。たまたま正解したから根拠や理由を確認しておこう。

問100 ア → 不正解。6割ぐらいしか正解できなかった。時間がたったらもう一度解こう

3.なぜ「しゃぶり尽くす」が重要なのか

ITパスポートの試験問題には、過去問と同じ問題は出題されないようです。過去問を丸暗記しているだけでは、出題方法をちょっとひねっただけで正解できなくなります。

しかし、過去問を徹底的に理解し、関連知識を確実に身につけていれば、見たことのない問題でも、これまでの知識を応用して解答することができるのです。

具体的には、以下の6つの視点で過去問を分析・学習することが重要です。

  • なぜ間違えたのか、その理由を理解する
  • 問題文の意図を正しく捉えられているか確認する
  • 正解の選択肢をよく理解できているか確認する
  • 正解以外の選択肢も含め、関連知識を理解する
  • 関連する用語や技術の理解を深める
  • 時間をあけて再度取り組む

ただし、このような徹底的な過去問対策は、膨大な時間と労力を要します。

時間がない人は、5番、6番を省くなど、工夫してみてください。

4.合格への近道は”最後の一滴まで”

ITパスポートの合格に向けては、過去問を丸暗記するのではなく、“しゃぶり尽くす”ことが不可欠です。

問題文の意図から選択肢の背景にある知識まで、徹底的に理解を深めていくことで、新しい問題にも柔軟に対応できるようになります。

受かる人と落ちる人の決定的な違いは、まさにこの過去問活用法にあるのです。

ITパスポートを目指す皆さん、過去問の”最後の一滴まで”しっかりとしゃぶり尽くしていきましょう。

きっと、合格への道が開けるはずです。頑張ってください!

追伸

ITパスポートのおすすめ参考書はこちらです↓

たこ焼き屋のストーリーでITパスポートの用語が説明されているので、暗記が楽ですよ。

※レビュー記事はこちら↓

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この記事を書いた人

現役ITエンジニア。ITパスポート、情報処理技術者(高度)6区分に合格。"勉強が苦手な人が「分からない」から「分かる」へ"をテーマに発信しています。

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